やべっ…こっちに来る…

勇太がまっすぐ私の方に向かって歩いて来る。

「なんでいんの?あ、こんにちは」

私には少し恥ずかしそうな顔でそう聞き、その後水穂に気付いた勇太話す挨拶をした。

勇太はクズだとか言う人が結構いるが、こういう挨拶などはしっかり出来るちゃんとした奴なのだ。

「まあ、隣だしさ」

私は学ランがとても似合っている勇太をチラチラ見ながらそう言う。

「そか。でもまじいきなり来られると恥ずいんだけど」

勇太はヒューヒューと叫んでいる後ろのクラスの人達を見ながらそう言った。

「だって会いたかったし。てか、どれが彼女?」

さっきのギャル達を見て言う。

「あー、あれナンパ。彼女いねーし」

「じゃあどれがタイプ?」

勇太はそう言われギャル達を見る。そしてこちらに向き直す。

「いねーわ、てかまじ恥ずいから帰って」

「わかった」

私にそう言うと勇太はクラスへ戻っていった。