<きた?>
またその翌日である。
<こないんだけどー>
毎日毎日メールを送ってこられても、来ないものは来ないのである。
<来るとしたらいつまでに?>
<そこはわかんないけど、イライラしてるからそろそろ・・・かな?>
多分、このイライラは勇太からのメールの内容がこの話ばかりでつまらないからだと思う。
一応、産んでないから私たち付き合っているんだよね・・・?
<頼むわ・・・きたらメールして。腹殴っとけば?>
<どうしようかねぇ・・・笑 殴っとけば?じゃないわ!!そんなんでどうにかなるならもうやってるっつーの・・・>
<お前嘘ついてないよな?本当はとっくのとうにきてるとか>
<嘘つけるくらいならいいんだけどね・・・嘘ならどれだけ幸せなことか>
まだ、あの日から1週間しか経っていないが、私はもしかしたら本当に妊娠してしまっているのではないだろうか、ととても不安になってきていた。
最初は冗談のつもりで産んでやる!なんて言っていたが、いざこの状況になってみると、怖すぎて本当に妊娠していないことを願っていた。