<ねぇマジやめて。本当に頼む。マジ産むんじゃねぇ。お前、好きな人の人生を壊すの?俺にはサッカー選手になるっていう目標があるんだよ>

夢、ではなく目標、と言った勇太に私は感心した。
確かに夢は見るものだが、目標ならば必ず達成しなくてはならないものだ。

<アンタが悪いんでしょうが!ま、振られなかったら産まない。振られたら・・・>

<お願い。マジでサッカー選手になりたいんだよ・・・産まなかったら振らない、産んだら絶対引っ越してふる>

<いつか振るくせに>

やっとつかんだ私の夢をこんなにもすぐに手放したくはなかった。
むしろ、私の夢は勇太と結婚することである。こんなところで別れられてたまるものか。

<産まなかったら当分付き合う!だから産まないで・・・>

<フンっ。このメール保存しておいてやる>