そんな勇太を見て、今まで優位に立てなかった私は、もしかしたら今は私の方が優勢かも?と少し面白くなってしまった。

「まあ、洗うけどさー、わかんないよねー笑」

私は余裕の笑みすら浮かべていた。

「いや、まじ、お前学校辞めなきゃいけないんだよ?俺受験あるし」

勇太は相当焦っている。

「え?学校?好きじゃないし。14歳の母ってドラマだってあったじゃん。私もう15だし10カ月後は・・・16だし、結婚できるし」

最近、学校では岡部と山中にハブられて1人ぼっちである。

こんな学校別に辞めたっていいし、本当にそうこの時思った。

「いや、男は18だし。マジ辞めて、早く洗って」

勇太は相当焦っているのにも関わらず、ちゃんと男は18、だなんて冷静に答えるものだから私は思わず吹き出しそうになってしまった。

そして勇太はすぐに私の荷物を持ち、背中を押して私を家から追い出した。