帰りに先生に見つからないようにそっと渡そう、私はそう決めた。


帰りの会が終わり、先生が退室した。

よし、渡そう。

私がそう思った時、勇太が立ち上がり、黒板の前に立った。

「おれにチョコくれるひとー!帰っちゃうよー?」

そんな事を大声で言い始めたのだ。