<大親友は恋人にはなれないよ・・・ちなみに今は彼女いないって>

大親友と言われ、相当落ち込んでいた私はなっちにそう送る。

<そーなの・・・てか、それチャンスじゃん!>

<やっぱ?そうだよね>

彼女が今はいない・・・そうか、一応私にも勇太の彼女になれるチャンスがあるのか。

<彼女誰なの?>

<そこは聞いてなかった!!気になる?聞いておこうか?>

<一応気になる笑 てか、ぶっちゃけうちの中学にも小磯のこと好きな人いるけど、全く相手にしてもらえてないよ!だから杏璃はイイ感じなんだよー>

<まじ?!>

ちょっと顔がニヤける。
全く相手にしてもらえない、とは正反対だ。
むしろ、明日勉強教えて!なんて今の私は勇太に頼られてしまっている。

<mailしても無視られてるらしいし・・・>

<それは・・・やばいね>

私がメールを送ると基本3分以内には返信が来る。
無視とは程遠い。むしろ、私からのメールを心待ちにして、ケータイを握りしめているのではないだろうか。

<だからその子には悪いけど杏璃一歩リード!>

<小学校の時の好きな人聞かれて、俺なの?みたいなかんじになっちゃった!>

この状況に私は焦っている。
なんせ、私は小学校を卒業してから3年間、いや、小学校1年生の時からずっと勇太のことが好きなのだ。それをずっと隠してきたのにも関わらず、今更言ってしまってもよいのだろうか。

<おおおお!もう告っちゃえば?>

<え?!どうやって?>

私にそんな考えはなかった。
どうやって好きな人の話題から離れてもらおうか、としか考えていなかったのだ。

<今うちが告ったらどうする?って!>

<えーでもさー>

今更告白することに相当な迷いがある。

<このままでいいのか?>

<・・・よくないです>

<頑張って!うちはいい報告のメール待ってるよ!>

なっちに励まされ、なっちが言ったように勇太に送ることにした。