よし、平和になった、と思い友達と話していると勇介が勇太をつれて私の元へ来る。

「おい、藤堂、割り箸」

勇太が言う。

「は?私、割り箸じゃない」

「ごめんなさい、藤堂さん、割り箸を1本貸して下さい」

「1本でいいんですね?じゃあ1本どうぞ。」

「あ、1膳。1膳貸して下さい」

「ん。バッグだから」

「おけ」

勇太はいつも通りそう言うと私の机にかかっている勇太専用バッグを探る。
これが私達の毎日のパターンである。

「おーい藤堂」

ちょっと離れた場所にいた私に勇太が声をかける。

「なに?」

「勇介バカだからお前の割り箸欲しいとか言ってんだけどあげていー?」

うん、キミもバカだよ?と思ったがその言葉は飲み込む。