翌日学校に行くとなんだかクラスの雰囲気が違う。
おはよう、といっても女子が返してくれない。
なんで?そんな疑問しか浮かばなかった。
ぼっちで席に座っていると遅刻ギリギリで勇太が登校してくる。
「はよ、藤堂、えんぴつ」
これが最近の勇太の挨拶である。
筆箱を開けると、勇太専用鉛筆は見事に折られていた。さっきトイレに行っている間にやられたのだろう。
「ごめん、ない。ほかの子に借りて」
仕方なしにそう言う。
そんな私たちのやり取りをニヤニヤしながら星奈が見ているのが見えた。星奈はゴテゴテにデコった鉛筆を握ってこちらに近づいて来ようとした。
「えーめんど。なら俺今日なんも書かないわ」
勇太はそういうと突っ伏して寝始めてしまった。その後、星奈はすぐにほかの子のことが好きになったのでそれ以上は何事もなかった。
おはよう、といっても女子が返してくれない。
なんで?そんな疑問しか浮かばなかった。
ぼっちで席に座っていると遅刻ギリギリで勇太が登校してくる。
「はよ、藤堂、えんぴつ」
これが最近の勇太の挨拶である。
筆箱を開けると、勇太専用鉛筆は見事に折られていた。さっきトイレに行っている間にやられたのだろう。
「ごめん、ない。ほかの子に借りて」
仕方なしにそう言う。
そんな私たちのやり取りをニヤニヤしながら星奈が見ているのが見えた。星奈はゴテゴテにデコった鉛筆を握ってこちらに近づいて来ようとした。
「えーめんど。なら俺今日なんも書かないわ」
勇太はそういうと突っ伏して寝始めてしまった。その後、星奈はすぐにほかの子のことが好きになったのでそれ以上は何事もなかった。