私のご主人様


『琴葉、琴葉…』

『っあ…うあ』

なに。嫌だ。なんで、また…。

体が熱い。息が苦しい。身体中を何かが這ってくる。

嫌だ。気持ち悪いっ!

やだやだやだやだやだ!!成夜っお父さんっ助けて!!

『琴葉っ琴葉っ』

『っひあ…』

痛い、痛い、痛い!

嫌だ!!助けて!誰か!!

『っはぁ、琴葉…』

やだ、来ないで!いや!!

誰か、助けて!!!

『琴葉』

「っいやぁぁああ!!!っはぁ、っはぁ…」

病院?っ成夜どこ…?

非常灯がついてるけど、薄暗くて、夢を鮮明に思い出す。

いや、いやだ…誰か…。

痛む体を引きずってベッドから抜け出す。いやだ、誰か、いないの?なんで成夜いないの!?

立とうとして、足に力が入らなくて、そのまま床に落ちた。