「メモ帳に書いてあったので、やっとけばいいかなぁって…」
「まぁいいんじゃない?ここちゃん、とりあえず見てくれる?どう考えても量多いんだよね~」
何をしたんだ奏多さんっ!嫌な予感がぷんぷんする。
立ち上がろうとすると、目の前が急に陰る。顔を上げたと同時に抱き上げられた。
「!」
「移動するときは抱っこしてあげるって言ったでしょ?」
奏多さん…。恥ずかしいから下ろしてほしいです。というより、なんかずるい。
暁さんにメモ帳とタブレットを押し付けられ、下ろしてって言えなくなってしまう。
そのままなぜか季龍さんと伸洋さんを先導に部屋を出て、問題のお部屋に到着。伸洋さんが襖を開けた瞬間、思わず目を見開いた。
「…」
「奏多~お前何注文したの」
「メモ帳に書いてある通りに…」
「ここちゃん見てみろよ。固まってるぞ」
「あほ」
すごい。何この段ボール…。
10畳はある部屋のほとんどが段ボールで埋め尽くされてる。


