美夏「うちはね?施設で育ったわけじゃないんだ。」
愛「えっ?」
美夏「愛は西條グループって分かる?」
愛「うん。西條グループがどーかしたの?」
西條グループは凄く有名な会社で、知らない人はあまりいないって言うくらい有名。
美夏「うちは、西條グループの次女なの。」
愛「えっ!?あの有名な…?」
美夏「うん。
うちには、お姉ちゃんとお兄ちゃんがいるの。うちは、末っ子。親はいつも、仕事、仕事だった。
お姉ちゃん達は、頭も良くて何でもできる完璧人間だった。それに比べてうちは、バカで何の取り柄もなかった。そんなうちを親は、何も言わないで、ほっといたんだ。
だけど、うちは親が嫌いになれなかった。
だから、幼稚園ではいつも1番を取って誉めてもらおーって、うちなりに頑張った。でも、1番になっても当たり前だみたいな顔されて、それから1番になる事を諦めたんだ。」
美夏「でもね、つらい時にもうちの事応援してくれた人がいたんだ。
それが、友梨達がいた施設の先生だったの。
宮部さんって言うんだけど。うちは、毎日施設に行くのが楽しみだった。
その先生がうちに、友達になりなさいって言って紹介してくれたのが友梨達だったんだぁ。」
愛「そ-だったんだ。」
友梨「愛は?」
愛「うち?」
友梨「うん。」
あたしも、自分の事を話す事にした。

