恋彼〜NAMIDA〜




――――――――…


愛「……引いた?


……汚いって思っちゃった……?」



陵に冬樹の事を話さなきゃいけないって思った時、正直嫌だった。


お兄ちゃんの事。
レイプの事。
中学時代の事。


今まで、誰にも話した事が無いよ-な事を話さなきゃいけなかったから。


陵が離れていくかもしれない……って。



愛「……陵?」


ギュ。


陵が抱き締めてくれた。


愛「陵……?」


陵「つらかったな。」


愛「へ?」


陵「愛には、俺がいるから。秀もらいとも京も勝も瞳さんも美夏も友梨もいる。

お前の元カレみたいに裏切らない。


絶対に。」



愛「……ヒクッ……離れていかない……?」


陵「いかね-よ。安心しろ。」


愛「……ヒクッ……うち…汚い……ヒクッ…よ?」


陵「汚くね-よ。愛は綺麗だ。」


愛「……ヒクッ……り゛ょ-……。」


陵「俺は、今の愛が好きだから。」


愛「……うゎ-ん……ヒクッ……。」


陵「はは(笑)スッゲー顔。」

愛「……う゛っさい゛-。」


陵「はは(笑)泣け。泣きたい時は泣け。」


その日、陵の胸の中で思いっきり泣いた。


ありがとね、陵。