「ここに座ろう。」 近くのベンチに彼は座った。 「愛も座りなよ。」 座るわけないでしょ? あたしは何も言わなかった。 「そ-だよな。座りたくないか。」 …………。 「あの時は本当に悪かった。」 愛「はぁ?」 「愛を失って気づいたんだ。俺には愛しかいないって。」 愛「何言ってんの?今更だよ。あの時、あたしがどんたけ気づついたと思ってんの?」 彼は静かに頭を下げた。 「本当に悪かった。」