恋彼〜NAMIDA〜




秀「陵、おめでと。」


陵「サンキュ。」


陵は照れくさそ-に笑った。


友梨「はい。うちと秀から。」


陵「サンキュ。」


ガサガサ。


友梨と秀からは、バーバリーのマフラーだった。


陵「サンキュ。マフラー欲しかったんだよ。」


秀「大事に使えよ。」


陵「ん。」


美夏「じゃ、これはうちと京から。」


美夏と京からは、スエットだった。



美夏「これ、うちらがデザインしたの。」


陵「まじ?すげぇ。」


美夏「すごいでしょ?グレーと黒でデザインしたら陵に合うと思ってさ。」


陵「サンキュ。」


美夏と京からからのスエットは、凄く陵に合っていた。


デザインが凄くかっこよかった。



黒「陵、そこに置いてあるやつ俺から。」


カウンターで仕事をしている、黒田さんがテーブルの上にある、でっかい箱を指差した。



陵「でか。」


陵が箱の回りにある、紙を破いた。



陵「黒田さん。これ、POPのオリジナル食器じゃん。」


オリジナル食器?


黒「そ-だよ。今日から愛ちゃんと同棲してんだろ?だから、愛ちゃんと色違いの食器だ。」



まじ?


やったぁ!!



陵「へ-。ど-も。」


愛「黒田さん。ありがと。」


黒田さんは無言で頷いた。