恋彼〜NAMIDA〜




あたしはすぐに携帯を手に取って、ある人に電話をした。


『もしも-し。』


愛「もしもし?美夏?」


美夏『陵は?』


愛「今、お風呂入ってる。」


美夏『こっちは準備オッケ-だから、いつでもいいよー。』


愛「分かった。」


そ-言って、電話を切った。


急いで食器を洗った。
今日は、陵の誕生日。陵は自分の誕生日を忘れてるみたい。

ガチャ。



陵がバスルームから出てきた。


…………。



陵が上半身裸だぁ!!


下は、ダボダボのスエットはいて、髪は濡れっぱなしでなんか、エロいし……。


陵「愛?」


陵か近づいてきた。


自分の顔が赤くなるのが分かった。



陵「お前、顔赤いぞ?」


愛「な、なんでもなぃっ。てか、服着てよっ。」


直視できないよっ。


陵「あ?あぁ、髪乾かしたら着る。」


そ-言って、またバスルームに消えて行った。


はぁ。


びっくりした……。



梓も陵のこんな姿見てたのかな……?



ううん。


考えちゃだめ。


あたしは、梓を好きな陵を好きになったんだから。


梓に嫉妬してど-すんのよ。