恋彼〜NAMIDA〜





らいとが後ろから来てるのが分かった。




俺は屋上に行った。




らいと「何なんだよ、こんな所まで連れてきて。」



陵「お前さぁ、俺の事覚えてない?」



らいとの顔を見た。



らいと「はぁ?」



陵「本城陵。」



らいと「は?」



陵「俺の名前。」



らいと「本城陵………?」


陵「ん。覚えてねぇ?」



らいと「陵………?陵なの………?」



陵「多分、お前が思い出した陵だと思う。」



らいと「施設の、陵だよな?」



陵「ん。」



俺はらいとの顔を見て頷いた。



らいと「クラス同じだったとはね……。同じ学校なのはしってたんだけどね―。」



陵「とりあえず、座れよ。」



俺は壁に寄りかかりながら座って、煙草を出した。



らいとも俺の隣に腰かけた。



らいと「陵、元気だった……?」



陵「ん、まぁ。お前は?」


らいと「ぼちぼちかな…?」



陵「お前、さっきの強気な態度はどうしたんだよ?あ?」



らいと「………はは。」



陵「何だよ。」



らいと「俺の過去を知ってるやつに会ったの、15年振りだ。」



陵「………。」



らいと「陵はさ、信用して良いよね?」



陵「知らねえよ。俺に聞く事じゃねえだろ。」



らいと「…信用して良い?」



らいとは俺の顔をじっと見て、言った。