恋彼〜NAMIDA〜





――――――…ガラ。




女子のうっさい声が色んな所から聞こえた。




俺は興味が無くて、机に突っ伏した。



「神山らいとだ。神山、自己紹介。」



「神山らいとです、よろしく。」




神山らいと……。



神山、らいと………?



俺は思わず転校生の顔を見た。



神山らいと………。



らいと………。



らいとは、まだ秀達が施設に来る前。



梓と2人だった時居た奴。


だけど、5歳くらいの時親戚に引き取られた。



連絡も取って無かったし、ガキの頃の話だから、うる覚えだけど。



あれは、らいとだ。




でも、何でこんな所に居んだ?




「神山は本城の隣な。」



は?



俺は隣を見た。



………空いてる。



らいとが近付いてきた。