「お姉ちゃんね、芯君のコトが大好きなんだよね。だから、元くんとは付き合えないかなぁ。」

あたしは、優しく出来るだけ傷つけないように言った。

「俺より好きなのか?」

「うん!」

あたしは、自然に笑顔になっていたみたい。

「なんだよ、その笑顔。俺、勝ち目ないじゃんか。」


元くんは、今にも泣きそうな感じだった。


「ごめんね。」

「…わかった。そのかわり日曜日一緒に遊べ!」

「えっ?」