半分放心状態なあたしの後ろから、芯君の声が聞こえた。

「元くん、凛はお兄ちゃんの彼女なんだ。だから、元くんにはあげれないや。」


芯君、言葉は優しいけどちょっと怒ってるよ。


「じゃ、お前が別れればいいじゃん。今すぐ。」
…さすがお坊っちゃん。
欲しいものは、手にいれたいんだね(^_^;)

やっぱり、あたしが言わないとダメだよね。

「元くん、」