涙を溜めた目で星空を見上げた。

どこへ光り輝いて儚く消えてゆくのだろう?

あの時の同じ風が吹いた気がした。

君と僕はあの日から
違う未来を選んだ。

今でも君の声が聴こえる、
そんな気がした。

言葉なんてなくなって
全て分かっていると思っていた。

君が微笑むたびに安心している僕がそこにはいた。
そして、その笑顔が凄く輝いて見えた。

1秒ごとにあの時の思い出は
記憶から離れていくけれど

もし、あの頃の僕に会えるのならば
現在(いま)の僕は何を言えるのだろうか…。



ほどけた指先が君を探したままで。

心までもが君を探して叫び続けている…。

若すぎた僕らのあの頃の季節を取り戻せるのならば
もう二度と離れないように
ちゃんと愛せるのにな…。