萊「ルール説明するからちゃんと聞いとけよ。
1.パイプなどを使わずに素手でやる
2.相手を病院送りにしない
3.同じチームのやつとはやりあうな
この3つを守れないやつのクラスは失格にするからな」

必要最低限のルールだね。

何%くらい出そうかなー?

空「りょう、どれくらいの力だったらいい?」

遼「10%ならいいんじゃないか?」

空「わかった」

あんまり出せないな。

萊「制限時間は10分で最後まで立っていた人がいるクラスが優勝だ。
もし、2クラス以上立っていた人がいたらこの分の点数はなしだ。
それでは始め!」

らい説明雑すぎでしょ。

とりあえず最後まで立っていることと他のクラスを倒していけばいいんだね。

「おいお前。
城坂 夢斗っていうよな?」

空「そうですけど?」

「その態度気に入らねぇ。
お前のこと潰してやる」

空「潰されるのはどっちでしょうね?」

バキッ

「ゔっ」

まず1人目。

「大丈夫っすか!?
お前!総長になんてことしてくれるんだよー!」

ドカッ

さっき倒した男総長だったんだ。

まだ3%としか出してないんだけど。

弱すぎでしょ。

その後も"総長の敵とってやる"とかでだいたい500人くらい倒していった。

この学校、全校で約1000人くらいいるから半分倒しちゃった。

それにしてもさっきの族総長がダメだな。

下っ端は総長のことを信頼しているけど総長は下っ端を信用しきれてない。

けど、きっと良くなる。

その時は今よりも強くなっていると思う。

人は守るものがあると強くなることができる。

そうして倒してるうちにあたしたちのクラスと3-Sクラスの4人だけが残った。

朔「この人たちは世界No.2の光雷ですね」

そっかー。

はるとたちとやらなきゃいけないんだね。

ねぇ?夏希が仕組んだのかな?

これも運命なんだろうね。

陽「あむ久しぶりだな」

空「そうだね。2年ぶりだね」

陽「この学校にいたんだな」

空「新入生代表で挨拶してたんだけど」

陽「出てなかったらわからなかったよ」

空「相変わらずだね」

こうやって話してると懐かしいな。

まるで昔に戻ったみたい。

空「話はこれくらいにしてやろうか」

陽「そうだな」

ヒュッ

バキ

バキ

ヒュッ

ヒュッ





空「そろそろ決着つけないとね。
残り時間も1分しかないしね」

陽「そうだな」

空「これで終わりだよ」

バキ

バタッ

「3-Sクラスの人が全員倒れたので1-Sクラスの優勝です!!!」