空夢side

んー

朝かー。

昨日はあの後大変だったんだよね〜。

姫になれって言われて断る理由がなかなか思いつかなかったけど、タイミングよくりょうたちが来てくれたから助かったの。

もちろんあさが龍姫になったこともりょうたちに話したよ。

みんな賛成してくれたから嬉しすぎてあさ泣いちゃったんだよね。

ピンポーン

え?誰?

りょうはこの時間に来ないし。

ガチャ

空「なんでいるの!?」

遼「この時間に来たら悪いかよ」

ドアを開けたら、りょうがいた。

話を聞くと昨日のパーティで帰る時間が遅くなって朝ご飯を作るのがめんどくさくてあたしの家に来たらしい。

あたしも朝ご飯作るのめんどくさいってと思ってたのに…

空「スクランブルエッグとトースターとコーンスープでもいい?」

遼「あぁ」




できた!

スクランブルエッグ簡単だから時間かかんないんだよね。

空「はいどうぞ」

遼「ありがとう。いただきます」

空「いただきまーす」

遼「美味しい」

まずくなくてよかった!

ほかの人食べる時にまずいの出したら申し訳ないしね。

遼「ごちそうさまでした」

空「ごちそうさまでした」

洗い物しよ〜。

遼「俺が洗い物しとくから準備してきたら」

空「別にいいよ。あたしがやるよ?」

遼「時間なくなるから準備してきて」

空「はーい」

ぶっきらぼうな言い方だけど、あたしのことを思って言ってくれる優しは昔から変わらないな〜。

早く準備しますか。


空「おまたせー。早く行こ」

遼「あぁ。今日は水色なんだな」

空「うん。空晴れてるし」