『若大丈夫ですか?』

次の日、無事に退院をすることができ、家に帰ると組員たちに囲まれた。

空「大丈夫だよ。
それとこれからは、あたしが組を継ぐことになった。
迷惑をかけるかもしれないがよろしくお願いします!」

『組長!頭を上げてください!』

頭を下げていたら、上げてと言われたから頭を上げると組員たちはみんな泣いていた。

『俺らは組長について行きますから、安心してください!
俺ら全員、組長のこと大好きですから!』

萊「みんなお前のこと信頼してるんだから、心配する必要はねぇよ。」

紘「泣きたければ泣けばいい。
俺らはずっとお前の味方だからな。」

空「みんなありがと!」

あたしは1人じゃないんだ。

組員、らい、こうちゃんたちの言葉により両親が死んでから抑えてきたものが溢れ、涙が止まらなくなり疲れて寝ちゃうまでずっと泣いた。

萊「やっと空夢、本当の笑顔で笑ってくれたな。
これからは俺らがちゃんと守ってやらないとな。」

紘「こいつは何でも1人で溜め込むもんな。
俺らが支えてやらないとな。」

寝た後にらいとこうちゃんがこんな風に話していたことは当然あたしは知らないけどね。