今はそんなこと考えてる場合ではないな

あむの居場所知ってどうするか

そんなの1つに決まってるだろ

怜「あいつを救う。
あむはなんでも1人で抱えすぎだ。
俺らがあいつの過去を一緒に背負う」

陽「本気なのか?」

怜「もちろんだ」

俺らはみんな軽い気持ちでそんなことを思っているわけではない

あむが俺らを突き放しても俺らはあむを離さない

覚悟はできている

陽「ハァー、分かったよ。
あむの居場所を教える」

柊「だ、だけどっ!」

陽「柊弥、こいつらならあむを救ってくれる」

暁「そうですね。
僕もそんな感じがします」

紫「あむのこと救ってくれるならいい」

柊「分かった。
その代わり、絶対にあむを救って」

怜「ふっ、当たり前だ」

「陽翔っ、金龍の人たちと愛狼の人たちが総長に合わせろって言ってるんだけど…」

陽「分かった。
この部屋に連れてこい」

「はい」

やっぱり、愛狼のヤツらも来たか

あたりまえか

大切な総長さんの居場所を知ってる人がいるからな


陽「全員揃ったんだな?」

怜「あぁ」

陽「あむの居場所は
ーーーーーだ」

は?

なんでそんな所にいるんだよ?

遼「お前ら今すぐ行くぞっ」

『あぁ(うん)』

それより、愛狼のヤツらは何を慌てているんだ?

あむの過去に関係することか?

分かんねぇけど、あむのこと助けるって言ったんだから行かねぇとな

怜「俺らも行くぞ」

『あぁ』

待ってろよ

あむ

今度は俺らがお前を助ける番だ

怜sideend