小さな足で トテトテ歩く 甘いモコモコみたいに ふわふわ歩く 毛玉のように クリンクリン 雪をお腹にたくわえて 右に左に たまに後ろを振り返り 何かを伺うその姿 顔を近づけ 寄ってくるのに 側に行くと 知らん顔 今はもう 目をつぶったまま もう二度と 開くことはない