ぼくが君についた

最初で最後の嘘

離れるための

嘘だったのに

君の遅いスターターに

火をつけた

あと数秒遅かったら

なにもかも

なくなっていた気がする



いま

君と

手を繋いでいることが

不思議なくらいに