毎日一緒にいるのに

気が付いたら

ひとりぼっち

毎日

おかえりと

言葉にしてるのに

おやすみの声は

聞こえない

肝心なときは

いつもおいていく

野良猫だけど

嬉しくて

野良なわけじゃない

気楽でいいかもしれない

だけど

ひとりの悲しみも

知っている



ご主人様に尽くすけど

たまには背を向け

塀を飛び越える



いつまでも

ここにいると

思わないで

構ってくれなくなったら

次の住処に

駆けて行くから



ここにおいで

その言葉があれば

いつまでも

膝元にいるから