たむせんの一言で みんなが席につく

日直 「起立 礼」

みんな 「おはよーございます」

たむせん 「はい、おはよう!」

恋春は ふと隣を見る 隣の席は雨宮だ

雨宮は 私を引っ張って先陣をきっていたため 恋春よりずぶ濡れである

たむせん 「おい、どうした雨宮。傘でも忘れたか?(笑)」

雨宮 「いや、走ってきたので」

みんなが どっと 笑う

たむせん 「雨宮だけに雨に濡れたってか!」

みんな 「シーーン……」

たむせん 「……んじゃあ、今日の連絡軽くいうぞ……」

恋春 (雨宮、だいぶ濡れてるね。大丈夫?)

小さな声で 雨宮に話しかける

雨宮 (あはは✩雨水滴るいい男?)

恋春 (…………。)

雨宮 (おいおい!冗談だから!冷たい視線やめて!)

恋春 (……はい。)

恋春はため息をついて ハンカチを 雨宮にてわたす

雨宮 (え……、貸してくれるの?ありがとう!)

恋春 (うんまぁ、風邪ひかれて移されたら困るし。)

雨宮 (以外に天音って優しいな……)

恋春 (なに?以外?)

雨宮 (いや、なんでもない!!)

そんな会話をした 今日このごろ まだ雨は降っている

だけど、恋春は少し心が 温かな気持ちになっていた

恋春 (雨……少しは好きかな……)

そう呟いたことを 雨宮は知らない