いつもの田んぼ道を 歩いていると また昨日と同じ場所に 雨宮らしき人物が いた

雨宮らしき人物
「んーんんーんーん♪」

恋春 「……雨宮?」

その人は 恋春の呼びかけに振り向く やっぱり雨宮だ

雨宮 「おお、天音! またあったな!おはよう!」

昨日の笑顔で ニコッという

恋春 「……おはよう。またこんな所でなにしてんの?」

雨宮 「アマガエルだよ。いやぁ、いい唄が聞こえたものでつい…」

恋春 「唄?唄ってカエルの?」

雨宮 「そうだよ。やっぱりキレイだなぁって」

嬉しそうにいう 雨宮の横顔に 恋春は【ドキッ】とした

顔を見つめられてるのに 雨宮が気がつくと

雨宮 「ん?どうした?天音」

とのんにき聞いてきた

恋春ははっとして

恋春 「ずっとこんな所にいると 遅刻しちゃうよ?」

と言い返す。 現在7:56分

雨宮 「うわぁ、やっばぁ!急がなきゃ!」

そう言って慌てて 立ち上がる雨宮

雨宮 「急ぐか!天音!」

恋春 「えっ!?ちょっ!!!」

雨宮に腕を引かれて 雨の中 走る二人

パシャパシャパシャ!!

丘の上の高校まで いっきに駆け上がる

なんとか 学校についた二人 現在8:21分

雨宮 「セーフセーフ!間に合った!ありがと!天音!」

恋春 「だっはぁ……疲れた……なんで腕引っ張んのよ…」

雨宮 「だって時間教えてくれたから、天音も遅刻しないようにと思って!」

また あの笑顔でいう

恋春 「あ、そうなの?ありがとう……」

雨宮 「いいえ、こちらこそ!でもごめんな、疲れたよね?」

恋春 「ううん、大丈夫。おかげで私も遅刻しなくてすんだし。」

雨宮 「よかった!」

そう言って 二人は教室に入った