すごく聞き心地のいい、透き通るような声がした。

声の高さは少し高め。



誰だろう?と思って振り向くと



顔立ちが整った、美形の男子高校生だった。



見たことあるような、ないような……

「あ?」

男たちはそう言いながら男子高校生に襲い掛かった。

男子高校生はそれをもろともせずひとりひとり倒していく。


つ、つよい。


全員の5、6人倒すとこっちに向かってきた。



まるで白馬の王子様のようだった。



「大丈夫ですか?」