メールのやり取りが毎日になっていった。

毎日のこと、サークルのこと、大学のこと。

聞けなかっことは彼女がいるかどうかだった。

私はまた、翔に好きになって貰うために必死だった。

可愛くいないと、きれいにいないと、好かれないと
この三つしか考えていなかった。

ある日のメールで

[夏休みに東京へ遊びにおいで]

と翔からメールが来ていた。
私は飛び跳ねて喜んだ。
夏休みまであと一ヶ月。

服とかいっぱい用意して
バスのチケットも買った。

そして
当日、8月2日になった。