私は2人で別れ話をする考えは思いつかなくて
別れを切り出せずにいた。

そんな時、レイが
「私が翔くんに伝えて来てあげる。」
と言いおもむろに席を立った。

レイは2組に行き翔に
「さくらね、もう、翔君のこと好きじゃないんだって!
だから別れてほしいんだったて。」
と翔にレイは言ったらしい。

翔は驚いてたらしく
「1度、話したいから今日、公園で待ってるって伝えてほしい。」
ってとレイが言った。

私は公園に行かなかった。

行く勇気がなかった。

その代わり手紙を書いた。

‎⋆翔へ‎⋆

昨日、公園に行かなくてごめんね。

行く勇気がなかった。

春休みも会わなくて電話もしなくてなんか
翔のこと好きかわからなくなっちゃった。

だから1度別れてほしい。

ほんとにごめんなさい。

‎⋆さくらより‎⋆

この手紙を翔の上履きに入れた。

これっき翔と何もなく半年が過ぎた。

私は気になってた先輩と付き合ったけど
続かなかった。

やっぱり、翔の事が気になっていたが
行動を起こすわけでもなく
ただ時間が過ぎていった。


そして、卒業式を迎えた。