次の日は何もなく放課後を迎えた。
私はレイと一緒に第2音楽室でやっている合唱部を見に行って見た。
レイは興味なさそうだったけど私は入ると決めた。
3年生の刈谷 早苗(かりやさな)先輩が可愛くて歌も上手で私の憧れの存在となった。

練習がひと段落したサナ先輩が
「今日は体験入部の一年生が3人来てくれてます。自己紹介してもらおうか。」
と部員を集めた。

私とレイはスムーズに自己紹介した。
もう1人は4組の浦野 真夏(ウラノ マナ)だった。
「3人とも今日は来てくれてありがとう。
よかったらまた来てね。
みんなは練習に戻るよ!」

とサナ先輩は部員に言った。

最後に個人的に私にサナ先輩は
「明日も待ってるね。」
と言ってくれた。

レイと廊下を歩いていると
「おーい!さくらちゃーん。帰っちゃうの?
俺のシュート見てってよ!」
と真山先輩がジャージで話し掛けてきた。

私が返答に困っているとレイがつかさず

「真山さん。さくらね彼氏いるんだよ。
真山さんだって彼女いたんじゃないんですかぁ?」
と痛いところを突いてくれた。

「レイは黙ってなさい。
さくらちゃーん彼氏いるんだ。
俺はもう直ぐ分かれそうなのよー。
だからねー。」
と真山先輩。
「真山さん。
別れたらさくらに改めて声かけくださいねー。」
と上手にレイは返して私の手を取り猛ダッシュ。

教室まで帰ってきた。

「真山さんはああいう人だからあんまり信じちゃダメだよ。」
とレイが忠告してくれ
レイと私は2人で帰った。