公園に着くと近くのベンチに少し距離を開けて座った。

私が話し出しに困っていると翔が口火を切った。

「さくら、クラス違っちまったなぁ。
学校着いてあのクラス替え表見てどう思った??」

と翔が言った。

「驚いて声も出なかったよぉ。
悲しかったぁ。
翔はどう思った?」
と私は翔に同じことを聞いた。

「オレも同じクラスじゃないんだって思ったらなんか落胆しちゃった。
辺り見回したけどいなかったから教室入っちゃた。ごめんよ。」
と翔は私の方を向き手を合わせ
謝りのポーズをした。

「翔。謝らなくてよいよー。
待っててとか言ってないから。
教室覗いたけどいなかったよ。
翔は誰と一緒になった??」
私は翔に聞いた。

「オレは女子は彩美と莉奈。
男子は久山と有田だよ。
さくらは?」

「私は女子は芽依と奈々。
男子は洋平と悟(サトル)と直也(ナオヤ)だよ。
あと、新しい友達できたよ!」
と私は答えた。

「友達??どんな子??」
翔は気になり少し身を乗り出した。

「西山小からきたレイちゃん。明るくてサバサバしてるよ。」
と私は元気よく答えた。

「西山小かぁ。
そういえば俺の後ろも西山小だわ。
これからはクラス違っちまったけどどうするか?」
と翔。

「こんな風に一緒に帰るのと手紙交換したい。

と私は答えてみた。

「わかった。そうしよう。
そろそろ帰ろうか。」
と翔。

2人で手を繋ぎ帰った。

2人の約束事が決まった。

✴︎一緒に帰れる時は一緒にかえる。

✴︎手紙交換をする。