side 真理



それから、しばらく時間がたって
目が腫れ上がった状態で部活に行くことは気まづかったけど、
保健の先生に、一言声をかけて
部室に向かった。



「真理!!大丈……え、」



一目散に駆け寄ってくれたのは、里花。


よかった……部室後輩だけだ。



「大丈夫だよ!心配しないで!」



「だめ。今日は帰りな。コーチと、先輩方には私が言っておくから。」