side 真理


「ふぅー。さっーぶいっ!」

今は、12月冬真っ盛りで、街はイルミネーションで飾られてとてもきれい。

方向音痴である、あたし。よく頑張った。
結局、翔湊から欲しいものを聞けず。。。

マフラーを巻き回し、はーっーと冷たくなった手に息をかける

「さーて!いいのあるかなっ〜!」

「あれ?草樹乃??」

後ろから、自分の苗字を言われ振り向く。