「おはようございます、朱音先輩」 「おはよう、今から第3棟に行ってくるねー」 「はい、私は第2棟に行って来ます」 近代化の進んだ建物の中、私はゆっくりと歩を進める。 私は、屋嘉木朱音。 いま通りかかったのは、後輩の都田美千ちゃん。 ここは、ロボットを造り出す最先端施設。 私は一応、ここの研究長なの。