『アンマリ』
背筋が……凍り付いた。
ボイスチェンジャーだ……。
テレビドラマの中でしか聞いたことのないその声は、子どものように甲高く、そして奇妙によじれていた。
『アンマリ、男ト、イチャツカナイデネ。僕、怒ッチャウヨ? 君ハ、僕ノモノダカラネ』
「な……っ」
『明日、君ニ、プレゼントヲアゲル。僕ノ、愛ノ、証。楽シミニシテテ』
プツリと、通話が切れた。
ガクガクって……膝が震えだす。
やだ……
やだ……これ、何なのよ……?
一体、何が起こってるの?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…