カタカタカタカタ………


毛布をかぶっても暖房をつけても、何をしても震えが止まらない体を、ひたすら両腕で抱きしめて押さえる。

部屋の隅に、わたしは子どもみたいに小さく丸まって、座り込んでいた。

動けなくて。
どこにも、いけなくて。


ガタガタガタガタ……


震えが、止まらない。

あいつ、この部屋の場所、もう知ってるってことよね。
もし……いきなり入ってきたら……?


どうしよう……どうしようっ……!


なんでよ? わたしが何かした?

早く、お願い、早く朝になって……!
でも、カーテンの向こう、黒い闇は、まだまだどいてくれる気配はない。


警察、警察に行かなきゃ……