とある美術部の恋事情

「どうして??」



「いや、晃が話せる人できるか不安だわーって新学期の時に言ってて、ついに女子にもできたからさ・・」



こんなことを話している自分が辛いな。




「とりまそれ貸して。私が開ける」




ここにいるのが嫌になった。



通っている人にも修羅場?と思われたに違いない。




ガチャ




皆が何か企んでいるのか?ってくらい来ない。




すっごく気まずいんだけど・・





「あの‥さ」




晃が口を開いた。




何を言われるのやら・・





「沙菜、何か誤解してない‥?」




誤解だと??



私は見てしまったんだよ。



「土谷さんとはイベント実行係で計画してただけだし‥」




イベント実行係???





「ほ?」




「さっき、沙菜が言ってた俺が新学期不安だわ~って言ってた話。立候補できなくて余ったのに入って、何もやることないと思ったら最後の球技大会の計画任せたとか言われてさ‥誤解させてごめんよ」




すっごく恥ずかしい‥




「あ、明日球技大会だったねw」




まあ丸く収まったのかな?