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クリスマス。街はそのムードに包まれている。



そんなクリスマスに美術部と過ごせるなんて・・。



しかも今沙菜っぽい人いる。



目が悪いからあんま見えないな。



「あ」


目が合った瞬間ふっと笑う。 なんだこの仕草は///




「よっ」



なんか不思議とテンションが高い。最初からやらかした。




「よく会うねーーw」



会えた瞬間嬉しくなる。 沙菜を見ると今日も元気だなーと安心してしまう。



これは恋なのか。



そして四季に会って中田さんに挟まれていたからどんまいだなw




そしてプレゼント交換



全く何が入っているかわからない箱を開けようとすると・・



「かわいい♡」



沙菜がキラキラした目で見ていたものは・・・



お、俺が買ったプレゼント。



しかも沙菜に当たったとは



「あ、それ俺のだ。」




心の声が漏れた。



「え」



そりゃーびっくりしますよね。




「家にあったからさ。入れた。クリスマスっぽいし」




「へーーこんなのあったんだ。」




「嘘つくの下手だね。」


ゆなに小声で言われた。



「何が?」



「それ駅前でさ一生懸命選んでたの見ちゃったんだよねーw通りかかっただけだけど」




「・・・。」



まじか。



恥ずかしい。



「もしかして。もしかしてだけど沙菜に当たれって思っていた。」




耳が痛いよ。ゆな




「図星か。」




「うぅ・・」



完敗。



別に狙ったわけでもない・・けど。




思い返せば去年のクリスマス。去年もちこの家でやったとき



「スノードームって可愛いと思う!!わかるでしょ?」




「んなの100均に売ってんじゃん」



「男だからわからないな。」



反応は微妙だったけど



そんな些細な出来事を覚えている俺ってすごいw




「ちょっと聞いてんの?」




「そうだね。そう。うん」




「変なやつー」