とある美術部の恋事情

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合唱コンクールが終わり、冬と言える寒さになってきた。



やっと委員会活動が終わってほっとした。



美術室に向かっている途中に沙菜を見かけた。



話しかけようと思ったけどいつの間にかどこか行ってしまった。



ｶﾞﾗｶﾞﾗ


「こんにちはー」



「あ、レンディーやほ！　あんさー沙菜見ていない？」




「え？どして？」




「なんか気づいたらいなくてさ。荷物はあるから学校を出たわけではないと思うんだけど・・」




こういう時ってどうしよう。



見たけど幻覚かな。



「あっと・・」



「ごめん抜け出して。」



沙菜がすっと入ってきた。




今日は様子が変だな。




「知ってますよ。あなた、西島さんの事が好きなんでしょ？」



あの謎の転入生に言われる。