とある美術部の恋事情

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看板重いな。




「手伝うよ」




「ああ、ありがとう」




俺が言った言葉には裏があった。




確かに沙菜と離れたのはびっくりしたし、落ち込んだ。




でも、3年だし男だし




弱気なこと言ってられないと思ったけど・・




言葉の選択を間違えたようだ。





ぎこちない笑顔で話しかけてくる沙菜。





「晃?どしたの?」





「あ、ああ。ここで大丈夫・・ありがと」






「うん・・」





そいえば中田とちこもいい感じだ。