「玲〜。クラス一緒やったな！これから1年よろしく！」

「あ、美穂！よろしくー！」

「にしてもさ、全然イケメンおらんくない？？」

彼女。橘 美穂の目は節穴だったのだろうか？？
いた。1人。すごくキラキラしていて思わず惹きつけられてしまうような存在感を持つ人が。

「えー。そーかな？」

「そーやって！玲は周りに関心なさすぎやねん。」

「そんなことないで？」

「えー！うそや！だってさ？この前遊びに行った時、美穂らの目の前をすっごいイケメン通ったやん？」

「え？そーやったっけ？」

「そーやったの！それやのに、玲は今はクレープのが大事やのゆうて！目、向けようともせーへんかったやんー！」

あきれるように美穂がため息をつく。