お風呂から上がり、夕ごはんの香りがたちこめる食卓に向かう。



「今日は記念すべき同棲一日目ということで、奮発しました。」



そう言う真由は本当に嬉しそうで、真由の作ってくれた料理は本当に美味しかった。



夕食の余韻に浸りつつ、他愛のない会話をするなかで、俺は真由に話す決心をした。



今日、真由に告白しようと思う。



「…真由、」



俺は真由に話しかける。



「ん?なに?」



真由はいつもと変わらない様子で聞き返す。



「話したいことがある。」