アイリス



「話聞いてくれるまで謝れ、だとさ。



俺のミスじゃないのに…。」



奏は学生の頃からそういう役回りが多い気がする。



「それはひどいね。」



「だろ?



…でもホテルが比較的良いのと、向こうの食べ物が美味しそうだったから引き受けたけど。」



そんな奏が可笑しくて笑った。



「…真由、」



急に私の名前を呼ぶ。



「ん?」