私は奏のことどう思ってるんだろう。 キスされて全然嫌じゃなかった自分がいた。 奏の告白には驚いた。 だけど、今まで奏が優しかった理由に説明がつくようになった。 奏のことを好きになってもいいのかもしれない、と考え始めている自分がいた。 「ただいまー。」 奏が帰ってきた。 「おかえりなさい。」 「真由、」 急に奏が私の名前を呼ぶ。