就職と同時に結婚して、最近娘が生まれたのだ。



健太は、誰よりも早く俺の真由への気持ちに気づいた人だった。



“まぁ、いいんじゃねぇの？



後悔しても知らないけど。”



俺が真由に告白しないことを告げると、健太はそう言って笑った。



後に、俺は後悔ばかり繰り返すけど、健太はそれでも俺のことを冷やかす真似はしなかった。



何だかんだで健太には救われてる。



俺が言えないこともズバッと言ってくれる健太には感謝してもしきれない。