自棄になって俺はそう言う。



「せっかく俺が褒めてやってるんだからここは調子に乗るくらいしてろ。」



健太は呆れて笑う。



「よし、戻るぞ。」



健太がそう言って、俺たちは職場に戻った。








健太も俺の幼なじみだ。



今は同じ職場で働いている。



腐れ縁、ってやつだ。



こう見えても、一児の父親だ。