「いってらっしゃいな。」

ママがパパを見送った。
「早くしなさい。」と、パパを急かしている。

しかし、立ち直るのが、はやくない?
娘が2人も居なくなったのに?

ま、いいか。
想定してたし。

実は、この計画、とっても恐ろしいんだよねー。
だって、計画者が、私だから。

「あ、スーパー行かなきゃ。」

ママはトートバッグに財布やケータイをつめて、さっさと出掛けていった。